マルゴーより驚き!パヴィヨン・ルージュ

ワイン好きの方々が集まる、異業種交流ワイン会に行ってきました。
今回は、ホテルグランヴィア岡山の小部屋を借りての会食。
年に二度、同じメンバーが集まるワインクラブのような感じで、超豪華なラインナップのワインと料理を楽しみながら、お互いの近況話しで盛り上がります。
中には、レストランのシェフや料亭の女将なども参加されているので、話しにもいっそうのスパイスが加わります。
私にとっても、普段飲めないようなワインを体験できる、とても良い機会。どんなワインや料理がでてくるのかと、いつも楽しみにしています。
汗ばむ夏の夜の駆けつけ一杯は、ペリエ・ジュエの「ベル・エポック 1996 マグナム」。 ふ~っ、涼むわ~。
最初にでてきたのは、アーティチョークと蟹と鮑をトマトピューレで固めた、見た目にも涼しい料理、「アルティショーとタラバ蟹、あわびのフォンダン」。
メロンが添えられているのがまた絶妙で、シャンパン「ベル・エポック」の持つ、メロンのようなフルーティーさをいっそう楽しませてくれます。
そして、シャンパンをもう一本。 アンリ・ジローの「エスプリ・ブリュット」。
「ベルエポック」の煌びやかなフルーツ味を、華やかなドレスを着た女性のイメージに例えると、アンリ・ジロー「エスプリ・ブリュット」の落ち着きのある優しい味わいは、しなやかな紳士のよう。
どちらも爽やかなシャンパンなのですが、比べてみると全く違うイメージで面白い。

ヴァンデ産鴨フォワグラのソテー じゃが芋の花飾り添え
白ワインは、ニコラ・ポテルのセレクション「ピュリニー・モンラッシェ レ・コンベット 1990」と、同じくニコラ・ポテルのセレクション「ムルソー ペリエール 1990」。
「ヴァンデ産鴨フォワグラのソテー じゃが芋の花飾り添え」は、甘辛いソースでコクのある料理。
ニコラ・ポテル・セレクション「ムルソー ペリエール」は、カラメルのようなコッテリとした香りを持つ、ふくよかな味わいで、このフォアグラとの相性が抜群です。
先日、DOC's
Barで全く同じワインを飲んで、このニコラ・ポテルの「ムルソー ペリエール」の華やかに広がるボリューム感に感動したのですが、とてもラッキーなことに、早くも同じワインに再会することができました。
どちらも同じ状態で管理されていたワインですが、飲んでみると1本1本、ワインの持つ表情が違うことに気付きます。
先日の子(ワイン)は、持久力に長けていたのですが、今日の子(ワイン)は、スタートダッシュの方が得意そうなので、前回よりも少し早めに飲んであげることに。 でも、どちらの個性も素晴らしい!(^^)
ニコラ・ポテルのセレクション「ピュリニー・モンラッシェ レ・コンベット」は、いかにもピュリニー・モンラッシェらしい優等生。
好相性だったのは、「雲丹と百合根のスフレ 柚子の香り」。
お料理の柚子の香りと、ピュリニー・モンラッシェの持つパッションフルーツのような果実味、そして雲丹と百合根のふわふわクリーミーな味わいと、ピュリニー・モンラッシェの蒸したプリンのようなクリーミーな香りがベストマッチ。
「冷製赤座海老のコンソメ キャビア添え」は、爽やかなお料理なのでシャンパンに戻って、アンリ・ジローの「エスプリ・ブリュット」がクールにピタリとハマリます。
バタジオーロの「バローロ キオラ 1964」は、40年以上の熟成を経ているだけあって、熟成感いっぱいで超エレガント。
でも、果実味が綺麗で、ちゃんとバランスを保っているのがスゴイ。
赤いリンゴとハチミツのような繊細な果実味で、とても上手く熟成しています。
これだけエレガントなバローロだと、赤ワインでも、お肉よりお魚料理の方が心地良い。
ニンニクやバジル、オリーブオイルなどを使ったピストゥー・ソースの「瀬戸内産舌平目のピストゥー焼き」と一緒に楽しむことに。

仔牛の胸腺肉と腎臓のソテー
ロベール・グロフィエの「シャンボール・ミュジニー レ・サンティエ 2001」は、ブラックベリーや、くわの実のような黒々と熟したベリー系のフルーツ味が詰まっていて、可憐な果実味が育ちの良さを感じさせてくれ、とってもお上品。
先ほどの舌平目のピストゥー焼きで、このシャンボール・ミュジニーの良さは充分楽しめるけど、白子のようにクリーミーな「仔牛の胸腺肉のソテー」とシャンボール・ミュジニーの相性の方が、より私好み。
どれも主役を張れるような豪華な顔ぶれですが、本日のメインは「シャトー・マルゴー」とそのセカンドワイン「パヴィヨン・ルージュ」。
艶やかでエレガントな「パヴィヨン・ルージュ・ド・シャトー・マルゴー 1990」に対して、
「シャトー・マルゴー 1985」は、「ワインの女王」の名に相応しく、ふくよかさ、ボリューム感、バランスといい、さすがの貫禄。間違いなく美味しい。まだまだ秘められた力を持っている感じ。
でも、それにも増して驚きの美味しさだったのが、セカンドワインである「パヴィヨン・ルージュ・ド・シャトー・マルゴー 1990」。
充分に成熟していて、華のある香りと艶やかで色っぽさのある大人の女。極妻?とでもいいましょうか。とにかく、大きな牡丹がパァ~っと咲いたような華のある大人の色気です。
この艶やかなワインと、血の気がありザクッとした歯ごたえの「仔牛の腎臓のソテー」とのマリアージュが、これまた絶品。帰り際まで話題をさらってしまった、本日の主役です。
豪華なディナーの最後には、コクのある貴腐ワイン「シャトー・クリマン 1998」。デザートワインがあると、いつまでも余韻に浸れる感じ。
チーズの盛り合せには、イタリアの青カビチーズ「ゴルゴンゾーラ」、セミハードチーズの「マンチェゴ」、そして羊と山羊の混合ミルクの「ブロッチュ・パッシュ」。それから、イチジクとオリーブとサクランボのピンチョス。
ゴルゴンゾーラの横には梅ジャム、ブロッチュ・パッシュの横にはフランボワーズのソースが添えられていました。
でた!梅ジャム。 やっぱり、チーズと相性いいんですね。
梅酒を漬けた後の梅を使って、ジャムを作れるそうなので、ご家庭でも、梅ジャム作りに挑戦してみてくださいね。


No.110 2009/06/14 サチ
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