テルモ・ロドリゲス|モリノ・レアル [2003] 500ml

¥6,160

テルモ・ロドリゲス|モリノ・レアル [2003] 500ml

消えゆきそうな「マウンテンワイン」と呼ばれる伝統的なマラガワインを復活。モスカテルから造られるデザートワイン。全て手作業で丁寧に栽培された有機葡萄を少し日干しにし、アプリコットのような完熟フルーツの旨味が詰込まれたソーテルヌのような深い味わい。

Morino Real 2003
モリノ・レアル

No.05591 500ml ¥6,160(税込)

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Telmo Rodríguez
テルモ・ロドリゲス

1980年代、スペインワインがまだ大量生産主流の時代、フランスの一流シャトーで経験を積んだテルモ・ロドリゲスさんは、クオリティーの高いワインを造るため、葡萄を切り詰め、生産量を減らし、量から質へ。端から見ると、せっかく実った葡萄を切り落としていく彼の姿は、気でも狂ったのかと思えるもの。次々と新たな試みをしていく彼は、「リオハの異端児」と呼ばれていました。

フランスで学んできたら、みんな今まであった畑の葡萄を引っこ抜いて、フランスで育てられているメジャーな葡萄品種に植え替えてしまうのですが、テルモがすごいのは、それをやらず、最新の技術をもって、今まで地元で育てられてきた、スペインの伝統品種を大切にして、そのクオリティーをあげて、世界に通用するワインを造ってきたこと。そうやって時代を切り開いていき、そして今も新たな目標を確実に実現していっているところ。

パーティーで一人でいる人がいたら、ゲストなのに自ら声をかけに行き話しをしたり、スペインで流行っている曲はランバダか(…20年以上前)と聞いたら、いや、それは違う。と、わざわざスパニッシュPOPSをエアメールで届けてくれたり、あちこちに気遣いが行き届き、優しさ溢れる中にも、強い志を持ったカッコイイお兄さんです。

初めて会ったときにはサーフィンが趣味だったけど、今はもう忙しすぎて行ってないらしい。何でもできて隙がなさそうだけど、辛いものが苦手なところがカワイイところ。


スペイン、バスク州の裕福な実業家の家に生まれたテルモ・ロドリゲスは、リオハ・アラベサでレメリュリと呼ばれるボデガ(ワイナリー)を経営する父親の影響を受けて、ビルバオの大学を卒業すると、フランスのボルドー大学醸造学部に留学。

その後、ボルドーの格付け二級で、サンテステーフ地区のトップワイナリーであるシャトー・コス・デストゥルネルを始め、ローヌなどで修業。また世界各地のワイン産地も巡り、スペインに戻るとレメリュリの醸造責任者となりました。

レメリュリのワインを一躍世界で高評を得るワインへと押し上げた彼ですが、父とのワイン造りにおける意見の相違から、九年後の1994年に独立。ボルドー大学時代の同級生であるパブロ・エグスキサと共にラ・コンパニア・デ・ビーノス・デ・テルモ・ロドリゲスという会社を興こしました。

畑もワイナリーも持たずゼロからスタートし、車がオフィスとなった彼がまず注目したのは、スペイン各地の畑で放置されていた葡萄の古木。彼が取り組んだのは、それを買い取るのではなく、畑の所有者に協力を求め、醸造や熟成の設備を持ち込んでワインを造るという新たな手法。メリットは最上の畑を見出した時に、すぐワイン造りに取り組めること。1990年代の後半に入って、次々とこの手法でワイン造りに着手していきます。

現在のパートナーであるパブロはボルドー大学時代に優秀な成績を収め、シャトー・ペトリュスで修業した際に醸造責任者ジャン・クロード・ベルーエに認められ、ドミナスでも醸造を任せられるほど経験を積んだ非常に優秀なエノロゴ(醸造責任者)。他にも彼の下にいる4人の醸造スタッフは、聡明さに溢れる優秀な若者ばかり。さらに収穫期には、11人のエノロゴ達がフランスを始め、世界各地からパブロのもとに馳せ参じます。

醸造技術に優れた能力を発揮する右腕パブロと優秀なエノロゴ集団のバックアップや、土地や葡萄の品質を見極めるテルモ自身の素質と現実的なマーケティング・センス。彼の情熱を理解し、信頼を寄せてくれる経験たっぷりの年配生産者や栽培農家達と手を組むことにより、今やテルモは「スペインで一番有名になった男」と言われるほど成功を収めました。

「スペインのアンファン・テリブル」、「リオハの異端児」とも呼ばれる彼は「ワインの味を決めるのは法律ではなく、私とワイン自身だ」というポリシーを持ち、現代ニュー・ウェーブ・スパニッシュの牽引役ともいえる存在となっています。

ルエダから西へ行った注目の産地。波状の地形、赤土、美しい石造りによって知らているトロ。カスティーリャからは遠く、渓谷間をうねるように流れるドゥエロ川がドウロ川と名を変えてポルトガルに流れる手前の地域に位置しています。ベガ・シシリア、ペスケーラ、マウロといったリベラ・デル・ドゥエロの著名生産者が進出し、醸造所の新築が相次いでいます。植林密度が低く剪定方法が変わっているため、一見無秩序に見えるかもしれません。それでもこの地域は私たちを魅了しています。

テルモは1994年以来ここに醸造所を借り、開放型発酵樽やバリックを持ち込みワイン造りを始めました、ステンレスタンクのみで発酵されたものがデヘサ・ガゴ。バリック熟成されたものがガゴ。また、テルモが信頼を寄せ、ルエダで共にワイン造りを行っているアントニオ・サンツが見出した樹齢の高いティンタ・デ・トロから造られるのがパゴ・ラ・ハラ。樹は接木されていないオリジナルのままで、平均60~70年。最高で100年近いぶどう樹が残されています。こちらも収穫されたぶどうはテルモの醸造所に運ばれ、開放型樽で発酵が行われています。

Morino Real 2003
モリノ・レアル

ワインマラガは、雪が降り積もるグラナダの山々と地中海の間に位置しています。緑が生い茂るスレート質土壌の傾斜面には、世界で最も純粋なモスカテル(マスカット)品種が生産されています。

モスカテルの原産地は北アフリカ(東地中海とする説もあります)で、古代から存在する葡萄です。また、これまでに一度も遺伝子組み換えされていない数少ない品種のひとつでもあります。

畑の所有者はペペ・アヴィラ。テルモが醸造を手掛けてから、遂に販売にいたったのは3年目の1998年のこと。傾斜面には機械が入らないのですべて手作業、化学物質は使用されていません。ほとんど造られなくなってきたこの伝統的な甘口ワインを復活させようと、秋には毎朝丁寧に房選りで収穫が行われます。

バリック発酵・熟成。フルーツの凝縮された力は生き生きと非常にクリーンなもの。また、「マウンテンワイン(山のワイン)」の再生産は、この地でテルモ達の研究があってこその構想でした。有名かつ貴重な「マウンテン」は、醸造所で造られるワインではありません。テロワールワインなのです。

厚いスレート地質で生育した、わずかに日干ししたムスカテルを使うことは、醸造の視点からすると一種のチャレンジです。テルモがどのようにマウンテンを理解し、マウンテンの葡萄畑がどのように個性を発揮したか、という答えが詰まったワインです。

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